採卵

1.にんよう性温存のための採卵

女性は月に1回、通常1個排卵します。
毎月1個自然に育つ卵子を採取する方法(自然周期)もありますが、がん治療等に取り組まれている患者さんが行うにんよう性温存のための採卵においては、確実に卵子を採取するため、通常は排卵誘発剤(FSH製剤、hMG製剤、クロミフェンなど)を使って卵巣刺激を行い、いくつかの卵胞(卵子の入っている袋)を育てて採卵に臨みます。
それにより、1回で複数多数の卵を採取することができます。
ひとりの赤ちゃんを得るためにいくつの卵子が必要かご存知ですか?
統計的に平均10個以上の卵子が必要といわれています。
そこで、複数の卵子(できれば10個以上を)を採卵しておく必要があるのです。

2.卵巣刺激の方法

<ランダムスタート法>

卵巣刺激は、従来、月経3日目から開始しておりましたが、ランダム・スタート法が導入されてからはどの時期からでも卵巣刺激開始が可能となり、受診から2週間以内に凍結保存が可能となりました。GnRHアンタゴニストプロトコールを基本とし、トリガーはGnRHアゴニスト、乳癌の場合にレトロゾール併用します。

ランダムスタート法

<GnRHアンタゴニスト法>

アンタゴニスト法では、ある程度卵が成長した段階から、Gn-RHアンタゴニストという注射を連日注射します。排卵誘発剤(レトロゾール等)の内服と注射を同時に行う場合もあります。
目標採卵数は8個以上ですが、卵巣機能などにより大きく異なります。

GnRHアンタゴニスト法

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