にんよう性温存のための卵巣凍結・移植に関する課題

1. 卵巣摘出後の治療の方向性

自然妊娠を待つのか、積極的に体外受精(IVF)を行うのか等、治療の進め方に関しては、議論の余地があり、検討中です。

2.がんの微小残存病変(MRD:Minimal Residual Disease)の検出方法

がんの卵巣転移がないかどうかを迅速・簡易に、かつ、正確に検出する方法の確立が必須です。
現状では、転移の可能性が高い場合には、卵子の状態で凍結保存することが好ましいとされます。

3.悪性腫瘍専門医・患者さんへの啓蒙活動

赤ちゃんとママ

にんよう性を温存するための治療(卵子・受精卵(=胚)・卵巣の凍結・融解移植)に関して、生殖医療現場からの情報発信が不足していると感じています。

生命維持が最優先ではありますが、患者さんは治癒後のQOLも切望しています。

地道に症例を重ね、学会報告や啓蒙活動をしていく一方で、本サイトでも情報発信していきたいと考えています。